Caramel Box





Nob Yoshigahara Puzzle Design Competition 2014
(IPP34)出展作品 (Top 10 Vote Getters)

Designed by Yasuhiro Hashimoto & MINE (Mineyuki Uyematsu)
Produced by DYLAN-Kobo



“キャラメル”に見立てたポリキューブ3ピースを
3×3×2サイズの一部塞がれた箱に収める、
とても小さな箱詰めパズルである。

小箱はヴィンテージ調で、どこか古く懐かしい時代を思わせ、
銘木の深い色相と合わさり、渋くお洒落な仕上がりとなっている。

2013年の12月中旬に考案し、その後問題が追加され、
解き心地の異なる全2問を味わうことができるようになった。
そして、その2問ともが練られ実に優れた問題であると感じている。






Problem 1 (MINE)
チーク樹のピース 
3ピースだからといって侮ってはいけない…
組み合わせに悩まされ、なかなか難しい。
決して甘くはなく、ほろ苦い味わいと余韻を愉しむことができる。



Problem 2 (Yasuhiro)
パオロッサ樹のピース
箱に収める際のピースの“動き”が魅力的である。
収めることができたら隙間の位置にも注目してみて欲しい。
こちらも甘過ぎず、スパイシーな風味である。




小さいながらも粋であり、絶妙なピース構成が生みだす、
いわばピース同士のささやかなダンスがこのパズルの醍醐味と言えよう。


“キャラメル”は“キャラメル”でも、
そこには洗練された大人の味覚が隠されているのである…
 
2014.12.31

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