Snail Cube

 


SnailCubeの解説をちゃんとしていなかったので、この機会に改めて。


最初にデザインしたのは2013年で、この時既にボールチェーンタイプで安価なヒノキ材を使って試作していた。コンセプトは3×3×3の普通のインターロッキングキューブなのだが、まず、3×3×3の充填したキューブ(27単位)だと、どうしても最初の1手で1ピース外れてしまう。まあ“抜け落ちる”と表現すると分かりやすいだろうか?
 

そこで1単位減らした26単位で、最初にピースが外れるまでの手数がなるべく増えるように考案したのがこちらのキューブである。プログラムツールなど使用していないので分からないが、このピース構成が“最初にピースが外れる”までの最長手数なのではないだろうか?(26単位・回転移動は無しで、SnailCubeよりも最初にピースが外れるまでの手数が多いものを見つけれた方は是非教えてください)最長かどうかはともかく、このピース構成はバランスも良く気に入っているが・・・

先ほど「3×3×3の充填したキューブ(27単位)だと、どうしても最初の1手で1ピース外れてしまう」と書いたのだが、実はこれをなんとか打ち破ろうとアイデアを捻り出したものが「Armadillo」である。「Armadillo」はその性質上多くを語ることはできないのだが…残念ながら検索しても感想などほとんど見当たらない(悲)ちょうど「SnailCube」と「Armadillo」の間に「啄木鳥」という、これまた3×3×3のインターロッキングキューブも試作しているのだが、これについてはまたいずれ・・・

 


 

3Dプリンタでピースを作成するにあたり、最近は写真のように「ラフト有り」で印刷するようにしている。ラフトは板状の薄い層で、その上に造形物を印刷して最終的にペリペリと剥す。ラフト有りだと印刷時間は長くなり、フィラメントも余分に必要となるが、その分失敗する率が減り、ピースの精度も上がるのでここ最近はずっとラフト有りである。というわけで、次回のWEBショップ販売分は全てラフト有りで印刷したものとなる。

 

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