Block Hehehe
Block Hehehe (へんなはこづめ)
Designer Yasuhiro Hashimoto
4個のブロックを箱に収めるパッキングパズル
かなり昔の話だが、同じように4個のブロックを使った問題を検討し、ボツにしたアイデアのパズルがある。それを数年前に再検討し、やはり再度ボツにしたものを…この度流用し、遂に一つの作品として完成させることができた。そういった経緯もあり、思い入れのあるデザインである。
手順の生じる箱詰めパズルというのは、基本的に箱の外でピースを組み、それをどうやって箱に入れるのか…?を考える二重の思考プロセスが発生すると考えられるが、パズルが苦手な人にとっては、それらピースの“組み合わせ”を考える段階で躓き、実際に“収める”楽しみを味わうことなく諦めてしまうケースがある。今作は、ピースを“組む”のは簡単で、すぐに収納ムーブメントに移行できるので、初心者でも遊びやすい。
パズルデザイナーは“迷わせ”“引っ掛け”“混乱させる”といった仕掛けを随所に施して、難易度の高いパズルを作る事があるが、今作は、そういった要素をとことん排除し、寧ろ解法へとスムーズに導くデザインを心掛けた。誰もがパッキングパズルの面白さを体感してもらえるようにしたのだ。
ストイックに迷い所を削ぎ落とし、遊び心のみを残した易しくも“優しい”パズル。私自身、箱詰めパズルはこうでなくてはいけないというセオリーを打破し、もっと自由な解釈を愉しんだ作品でもある。
メカニカルパズルの名作にBill Cutler氏の「Blockhead」がある。今作は立方体をベースに4個のブロックそれぞれに異なる加工を施したユニーク構成になっており、立方体に対するアプローチ…そして、そのメカニクスも全く異なるのだが、収めた際の外観がそっくりなので、英語のタイトルは親しみをこめて「Block Hehehe」と命名した。






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